●197 深夜 しんや 〇あたりしずかにふくるよるを

 表題:深夜
 読み:しんや

 収録:(A)鈴蘭樂譜 54 成樂會 1929(S.4).11.5 ◎Copy=(P71)

 記譜:二部合唱(伴奏付き) ヘ長調 4/4

 インチピット:ソ|ソミファラ|ソミド|ソラファソ|ミ

 曲:レンツ
 詞:犬童球渓


[詞] ※鈴蘭樂譜 54より

1.あたり靜に更くる夜(よ)を ひとり机に書(ふみ)よめば
  解かれぬ意味も讀まれぬ文字も
  かつがつ判るうれしさよ かつがつ判るうれしさよ

2.物のひびきは絶えはてて 刻む時計(とき)のみきこゑつつ
  昔をしのび今をし思ふ
  更けゆく夜のしづけさよ ふけゆく夜のしづけさよ

  注)かつがつ = 徐々に、少しづつ


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